花粉症対策に手術!?鼻粘膜焼灼術とは

花粉症が流行する季節になると、鼻水や鼻づまりで日常生活や仕事に支障が出てくるという方も少なくありません。
しょっちゅう鼻をかみ続けることによって鼻の粘膜が腫れたり切れたりすることもありますし、摩擦によって鼻周辺の肌が荒れてしまうことも多いものです。

花粉症の諸症状を抑えるため、内服薬を使用する方も多いことでしょう。
しかし、花粉症の薬には眠くなってしまうものも多く、機械を取り扱ったり、高所作業、運転などを行う方には危険が伴ってしまうことがあります。
また、妊娠中や授乳中などの理由で内服薬が飲めないという方もいらっしゃいます。

花粉症による鼻の諸症状を抑えるには、内服薬以外に鼻粘膜焼灼術という手術を受ける方法があります。
鼻粘膜焼灼術は鼻づまりの原因となる腫れ上がった鼻粘膜を焼き、縮めることによって鼻の通りを良くするという手術です。
レーザー照射の場合は複数回照射しなければなりませんが、高周波を使用した方法であれば1度で効果が得られることもあります。

鼻粘膜焼灼術は日帰りで行える手軽な手術です。
保険適用になっていますので、費用も比較的安く、1回の照射につき数千円~1万円代となっています。
時間も非常に短く15~30分ほどで終了しますので、忙しい方でも安心して受けることが出来ます。

主な副作用として、手術を受けてから1週間~1ヶ月ほどは鼻血が出やすくなることがあります。
勢い良く鼻をかんだり、鼻粘膜を刺激するようなことは控えるようにしましょう。
また、術後は一時的に鼻づまりの症状がひどく現れることがありますが、暫くすると自然に治まってくるので心配ありません。

一度鼻粘膜焼灼術を受けておくと、粘膜の表面が固くなり、花粉の侵入を抑制することが出来ますし、非常に長い期間症状を緩和させることも可能です。
中には数年以上、症状が再発しない方もいらっしゃいます。
基本的に年齢制限はありませんが、病院によっては15歳以下の場合は手術を断られるケースもありますので、まずは受診をし、医師に相談してみましょう。

アルゴンプラズマ凝固法手術もオススメ!その理由は?

鼻粘膜焼灼術の場合は鼻水などが出ていると上手くレーザー照射をすることが出来ないため、花粉症の症状が出てくる前に行う必要がありますが、アルゴンプラズマ凝固法の場合、すでにアレルギー症状が出ている場合でも問題なく受けることが出来ます。

アルゴンプラズマ凝固法も日帰りで受けられる手術で、手術にかかる時間も数十分程度です。
アルゴンプラズマで下鼻甲介粘膜を焼き、凝固させることによって、花粉症の症状が出にくい強い粘膜にすることが出来るようになります。
特に鼻づまりには効果が高く、およそ90%以上の方が症状が緩和されると言われています。

アルゴンプラズマ凝固法は手術を受けた後、複数回再診察を受ける必要があります。
術後しばらくは鼻水が止まらなかったり鼻血が出たりする場合もありますが、一度粘膜のかさぶたが取れた後は花粉症の症状にも強い粘膜になり、不快な症状も治まってきます。

アルゴンプラズマ凝固法は完全に花粉症を完治させる治療法ではありません。
鼻粘膜が再生されると症状が再発してしまいます。
しかし、それまでの期間は非常に長く、半年~2年程維持することが出来ます。
アルゴンプラズマ凝固法も保険適用になっていますので、比較的安く手術をうけることが出来ます。
病院によって若干違いがありますが、初診費用や手術代でおよそ5000円~1万円程掛かります。
術後検診なども含めると、全部で約2~3万円ほど掛かるのが一般的です。

ただし、妊娠中の方やペースメーカーを入れている方の場合は受けることが出来ませんので、注意が必要です。
また、不整脈の薬を服用している方の場合も手術を断られるケースがあります。
まず担当の医師にしっかりと相談した上で治療を行っていくようにしましょう。